オンラインアジール作りとヒーリング

認知科学や能力開発を使いつつ、内部表現書き換えやってます。

法は時として破らないといけない。

40分〜小室直樹ウェーバー解釈。田中角栄は5億円受領(ロッキード事件)した。それは法律から見れば違法だけど、それを司法が裁くのはウェーバーの定理からすると許されない。

その定理とは?、市民は法に従って日常を送る。政治家はそれも大事だけど、法に従うことに意味があるようなプラットフォームを守るために、いざというときには法を逸脱する必要がある。それがウェーバーの定理。

つまり政治家と市民に求められるものは違う。法外の責任を負うという話。その結果、失敗したら市民に血祭りにあげられる。法律で裁かれるのではダメ。

(中略)

モンテスキューウェーバーの定理を支えている巨大な前提が、崩れていることをなんとかしないといけない。

 

【自分メモ】:上記を聞いて(正直、モンテスキューウェーバーも知らないんですが汗)

法律と社会秩序について。合法で非道徳的な人々が破壊する社会秩序。善悪の基準は?違法=非道徳ではない。がんじがらめの日本には新しい理念が必要だ。

のイギリスの東ティモールの話を思い出した(戦闘機の工場に忍び込んで、包丁などで戦闘機をズタズタにした。その人たちは逮捕され裁判にかけられたが無罪だったという話。リンク先の動画では13分から〜

その戦闘機が東ティモールに送られればものすごい人が殺される、それを阻止したのだから無罪になったと。

 

どの先進国もナポレオンの頃からの国民国家を維持している今、多分こうした「法外」の力が働かないと、どうにもならない問題が多いのではないでしょうか。

普通に考えれば「政府がきちんと機能すれば!!」だし、「そのために声を挙げていこう!!」なんですが。これが無縁の原理。

 

 

 

47分後半〜:ニコラスルーマンが問題したこと。自由プロセスも法で決まっている。自由プロセスを決めた自由プロセスを決めた自由プロセス・・・と無限に続いてしまう。それを「いや、安定しています」と虚構を作る形で近代のシステムは成り立っている。

例えば三権分立(お互いバランスをとれている)が実現されているだろうか?、アメリカでも日本でも。フェイクニュースや金で釣ることもあるのに。

 

【自分メモ】:よく日本では、欧米ではこう・ヨーロッパでは・北欧では、という引用をされます。ジェンダーギャップ指数等が一番いい事例です。僕も引用しますが。しかしどの国であれ、国民国家体制であり、動画内での「じゃんけん」の政治の危険性を帯びている中、運営されています。

・「海外ではこうだから日本でもこうしよう」というが、それ自体どうだろう?

・進んでいるヨーロッパでは「自由があり、選択肢を与えられて」となっているが、日本にはその選択肢がないよね、だからきちんと制度を作って自由に平等に・・・きちんと民主主義で運営していく・・・というが、その枠組みの中で考えること自体、そもそも自由といえるのか?

などの根本的な問いがないまま、他の国々のデータが引用されている気がします。

 

 

 

こちらはPart2

19分〜自民党の集票のメカニズムが通用しなくなっている。従来の集票=農村で集票するというメカニズム。

日本の戦後復興はアメリカやヨーロッパと違って(移民労働に頼らず)、農村の過剰人口を都会に移転することによって行なった(工業化。)

戦後すぐだと、農業就業人口は7割、今は2%。そこまで下がった。平均年齢も70代。農村の人口を都会に移転する変わりに、補助金交付金・公共事業というリターンを贈与することにより、戦後復興した。だから自民党支持は固い。ただしこれは時限爆弾。だって農村の人口はどんどん減るから。

 

【自分メモ】:安冨氏のいう「引越し」と同様のこと。時限爆弾のリミットはもう今

 

 

 

33分〜:資本は大食らいしており、自分も貧しい。給料は確かに3分の1しか貰えていないけど・・・でももらえてはいる。下手に動いて革命でも起こせば、0になるかもしれない。だから既存の経済体制・搾取の状態に甘んじる。共同利害、利害の共有。

ある程度安定した・・・でも格差が広い経済システムでは、「格差を埋めるために連帯をして革命を」とはならない。それが田舎のロシアで革命が起きてソビエトができ、資本主義が発達しているヨーロッパでは革命の兆しがないというのがグラムシなどの主張。

だからマインドが変わらないといけない。ルカーチ(?)だとオルグ労働組合みたいな組織?)、グラムシだと芸能〜芸術などの表現が大事。変わるための恐怖を克服する力を与える芸術などが大事だと。

 

【自分メモ】:日本でもし可能性があるならこのエンターテイメントだと思います。Youtube、ラジオアプリ等々色々聞きますが日本人に対して「コロナで無理だったんなら何で変わるのか」という意見も多いです。宮台氏なんかは「加速主義」的な意見ですが、ギグワーカーとしてはなかなか同意しづらい汗。でも気持ちがわかるという面も。

エンタメは村本さんなんかが良い事例だと思うんですが。

ビートルズの時代なんかはスポーツも音楽も政治性を帯びていたといいますし・・・。

 

 

 

45分〜:「違和感あるのは俺だけなのなぁ」から、「この地域にもこんなにいたんだ」への移行が大事。

 

【自分メモ】:仲間が目に見えるようにするということ。