関所ピンハネ経済とは
最近やっと安冨さんのいう関所がわかってきました。
関所というのは、現代の経済構造が関所によって成り立っているという、安冨先生の意見ですね。商社であれGAFAであれ、実は銀行も国家も、そうだと。
私は「利益」というものは、「関所の通行料」のような形でしか取れないのではないか、と考えました。
その一番古い形が海賊・山賊です。
彼らは海峡や山道の峠に陣取って、
「通行料をよこせ、さもなくば殺す」
で元手を掛けずに「利益」を得るわけです。つまり、
狭くなっているところを選挙すると、利益が出る、
という根本原理を彼らは体現しているのです。この原理は現代でも同じです。コミュニケーションの結節点を握ると、そこで利益が生まれるのです。
ジャパン・イズ・バック p155より引用
以下のリンクの動画も面白かったです(半分以上内容はわからんw)
現代の経済は、関所を通るときに通行税を払うという形で成り立っています。
サーバ型とP2P型
最近の信用経済系統の本でもよくでてくるのは、サーバ型からP2P型へ、ですね。
P2P(ピアツーピア)とは?仕組みから活用例まで詳しく…|Udemy メディアより。
左のクライアント・サーバ型は中央集権型ともいえます。一度真ん中(画像でいうサーバ)=関所を通すことによって成り立ちます。
この関所が現実でいう大企業・商社・銀行などです。ここを通る時に通行税(ピンハネ)を頂くわけですね。
対してP2P型(右)。最近クラウドファンディングなどでは、銀行に頼らずお金を集められますが。関所いらずです。インターネットの出現・SNSなどが発達すればこのように個人個人が繋がりやすくなります。
大手のプラットフォームに乗っかる危険性
これはウーバーnoteにも書いたんですが↓
ウーバーイーツはウーバー社という巨大関所に乗っかったビジネスです。出店者は35%の手数料をウーバーに持っていかれ、配達員は雇用ではないという形で低賃金で働きます。
最近私はネットでせこせこ本を売っていますが、メルカリで本を出すと10%持っていかれます。それに送料が乗ります。メルカリという関所を通すとこうなる。アマゾンの場合はもうちょっと経費がいります。エグい。アマゾンという巨大関所です。
一月万冊さんがやっている「複雑さを生きる復刊プロジェクト」は、日販登坂という巨大関所を通さず、版権を買い取り、全部自分たちで全部やるというわけですね。
巨大関所依存症
腹立つね〜。しょうがないけど汗。
おかげでこの1年でやっと自分の置かれた社会状況が少しわかってきました。
我々は巨大プラットフォーム(上記大企業がいい事例)・商社・仲卸を通じてビジネスをやるという形に慣れきっています。無意識下では、この関所に依存した経済の形が大好きなんです。
P2P型の直接繋がるコミュニケーションが出来なくなっています。
まとめ
よく考えると10年ぐらい前にやってた、ゆる体操の指導や、ヒーリングなどの方がより顧客と直接つながっていました。なぜか、最近はこっちが休み気味です汗
僕の場合は、ウーバーイーツやせどりなどがかなり合っているからストレスなくやれていますが、ほとんどの個人中小零細は悲鳴を上げています。
しっかし、こういった○○も○○も○○も(例えば銀行も国家も商社も関所である)みたいな、LUBをとる作業をやってくれている著作・動画は読んでいてとても楽しいです。
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相変わらずFE風花雪月面白い。マップのバランスとかは過去作の方がいいかもしれないけど。ストーリーがええなぁ。