オンラインアジール作りとヒーリング

認知科学や能力開発を使いつつ、内部表現書き換えやってます。

アジール

★今回は日記です。

滋賀に帰ってきてから、もう少しで1年が経過します。やっと自分のリズム感覚ができてきました。

一番の違いは政治や経済に興味が出てきたことです。日本がここまで格差が広がった空気の悪い国になっているとは気づきませんでした。やっぱり意識にあげないと気づかないもんですね。子供を産んだら、ベビーカーが街中に増える、このスコトーマの原理を思いっきり痛感します。

格差社会、日本

例えば「きちんと働いていない奴らに、俺たちの税金を使われるのは嫌だ」というような意見があります。まるで、所得が低い方達が「俺らの払っている税金」を吸い取っているかのような言い方ですが、もしそうであれば、格差は少し是正されているでしょう。


単身世帯の約50%が資産50万円未満という衝撃の事実・・・【家計の金融行動に関する世論調査】

★格差が広がるとお互いのことがわからなくなりますよね。

幸福度が世界一高いといわれるデンマークなどは、日本とは逆で社会保障や医療などは超充実しています。

年金、社会保障、医療なども、一つ一つ聞くとバラバラのことのように思いますが、全部繋がってたんですよね。僕は気づきませんでした。これが一番の問題。毎日のようにおかしい点は情報として流れていた。でも気づかなかった

アジール

今後のテーマは最終的には「いかに、つながるか」になると思います。

SNSが広まってはいますが、使う人間自体の側があまりにも圧迫されています。縦社会、村社会、同調圧力と、学校にいても会社にいてもどこにいても空気の支配を受ける。都会にいけば田舎の圧力からは解放されるが、孤独になる。しかしお金はかかる。

佐藤直樹さんなどが指摘されていますが、日本では暴動やデモは起こりません。そのかわり、自殺率だけがものすごく高い。

最近気になっているのは「無縁者」や「アジール」です。

安冨先生は、マツコデラックスさんのような方を無縁者ではないか?と挙げておられました。

——本書では、マツコ・デラックスさんの人気を“無縁の原理”から解き明かしています。マツコさんは「差別されているがゆえに自由である」から、踏み込んだ発言をしても叩かれない、むしろ歓迎されている、と指摘されました。

安冨:日本の芸能界には、常にそういう人がいます。たとえば、間寛平さん。いつも人間の本質や平和、健康などについてものすごく深いメッセージを発信しているにもかかわらず、ちょっとおかしな人という位置づけなので誰にもいやがられません。壇蜜さんもそうですね。セクシータレントは基本的に、マツコさんのような“オネエ”と同じ位置づけだから、彼女がどんなことをいっても本気で怒る人はいませんし、かえって話に耳を傾けてもらえます。

日本企業はマツコ・デラックス的な人を排除してきた 女性装の東大教授が語る、真の多様性|ウートピ

TVではいつ頃からか、オネエ系のぶっちゃけトークが流行るようになりました。「男」が言っても、「女」が言っても許されない。でもマイノリティなら許される。そしてその方々に相談してくるノーマルの方もいるわけです。人は、結婚・恋愛一つとってもがんじがらめになっています。

アジールとは「無縁所」と呼ばれる特殊な空間のことを指します。簡単にいうと、権力が及ばない空間のことです。ヒエラルキーの外にいる無縁者、あるいは無縁の空間こそ、新自由主義が蔓延る現代にとって必要な場所かもしれません。