オンラインアジール作りとヒーリング

認知科学や能力開発を使いつつ、内部表現書き換えやってます。

FW解説(4)〜地図持って歩いてる?

次はマップです。全体像の修正。

例えば地図を見ながらあるコンビニまで歩きたいとします。GoogleMAPを開いて、自分のいる距離からコンビニの距離までを見ますね。「大体こっちの方角」があって、この角は右に、などのポイントが見えてきます。

ジグソーパズルなども似たような感覚です。まず4隅にあたるピースを探します。人間は大枠(ゲシュタルト、全体像)を見て、それから埋める方式が学習速度が早いのです。マップなき行動は基準がないため遅れます。

 

歩いていて、特に変な方向に行っていないか、時々、地図を確認したりします。この地図を確認は、前述の料理でいう「味見」と同じです。ゴール地点との距離感を測定しています。

 

・「自分としてはボールの弾むタイミングは「今」だったたけど実際には、少し遅いナ。」

・「自分ではボールの位置がもっとラインより左に10cmくらいのところにいったつもりだったけど、実際には右に50cmオーバーしていた。」

 

 

・「自分ではこういう味のつもりで作ったつもりだったけど、実際には辛くなっていた。」→アレ(調味料)を入れすぎたのかな(とRが揺らいでいる。)

・まっすぐ目的地点に進んでいるつもりが、実際には少し右にずれた方角にいっていた。→ということは少し方向性を左に戻してやればいいんだ(といちいち言語化しなくとも(してもいいけど)Rが揺らいでいる)

 

ということとイコールです。

 

「意識に上がって、自動修正の感じ」がわかりますか?

重要なポイントはズレがあるからダメということではないってことです!!!むしろズレを発見するためにやっている。ズレ歓迎。

 

FWでは写真撮影やビデオ撮影、意識にあげることに時間をかけます。スポーツでいう「一度撮影してみる」、「数値化してみる」は非常に重要な役割をおっています。ゴール地点なくしては差分がない(認識がない)からです。もちろんただの測定は無意味ですが。

 

この作業を怠れば、練習時間だけが膨大に増えていったりします。地図を持たずにウロウロ歩いていて目的地点にたどり着く可能性は皆無です。迷う時間が増えます。自分の体感だけを信じて「こっちがいい、悪い」という修正が多々見られますが、味見せずにカンだけを頼りに美味しい料理ができるでしょうか(当然、偶然うまくいく場合もありますし、その競技に関する情報が完全にゼロということは稀ですから何かしらの尺度は選手に生まれています。)

  

1 やる(動く)

2 きちんとRゆらぎ(ビデオ撮影等、モーダルチャンネルを変えて提示する)

この2、マップの確認=ゴールの確認=フレームの確認=脳内のイメージの修正=タイミングの修正=位置感覚の修正が、FWの肝の一つといえます。

 

一般的な感覚でいえば「大体」です。「大体こうだ」のイメージをRゆらぎによって変えていくのです。うまくいかないときは大抵、前提から間違っています。細部からではなく全体から変えます。

別の言い方をすればRゆらぎする作業によって「大体こうだ(というMAPの形)」が「変えさせられる」ともいえます、前屈でいかんともしがたい事実を突きつけられてRゆらぎさせられるのと同様に、変えさせられます。