机と現場は違います。体感的なものと机のもの。例えばよく間違えられやすいものに骨盤前傾・骨盤前弯があります。
各種骨盤系のワークで用いられている「骨盤を立たせる」、ゆる体操などの「腰をそらすな」、初動負荷の「骨盤前傾」、これら指導は「矛盾」してはいないか?という疑問がでてきますよね。
現場のために入れた机の知識・・・のせいで頭の中がこんがらがるというパターン。
ゲシュタルト(一つ上の視点)を持てば実は矛盾していません。
腰椎をぐにゃりと反らせることが骨盤を前傾させる・・・と、「一つのパターンとして認識」しちゃっているから次にいけなくなるわけです。
例えば「全身に力を入れる」イコール「気を全身に入れてものすごい集中力」イコール「全身としては脱力している」といった場合、
全身に力を入れる(気合いを入れる)と書いて、リラックスと読めます。
他にも、もしかしたら
・立たせると書いて、寝かせる
・反らせると書いて、引き伸ばす
かもしれません。
こうやって言葉にすると余計混乱しますね。誰かの「リラックス」は誰かにとって「力む」かもしれません。
Appleと書いていても、りんごを指していない場合もあることは誰でもわかるでしょう。身体運動の議論においてもそれが起こるということです。