AV監督の代々木忠さんのエピソードがあった。
6分30秒くらいからのエピソードは昔宮台真司さんがラジオで紹介していたものと同じだと思われる。当時のトラウマ体験と同じ状況を作るという点においては、危険な面もあるので捉え方が難しい。
原理としてはアンカーとトリガー。アンカーはレイプされた記憶、トリガーは父親。
アンカー(記憶)には「お父さん何?」といった恐怖と、身体が性的興奮を覚えることからくる罪悪感があると。
最終的にはここを切り分けることに成功するという事例だが、私は基本的にはこうした行為はやめた方がいいと思っている。それこそレイプされた記憶をほじくったら何がでてくるかがまったくわからない。危険だと思う。
しかし一方で性に対しての汚れ意識が邪魔をしたりして、カウンセラーやセラピストがこういった問題ときちんと捉えきれていないのではないか?という気もする。
代々木忠監督自体が、現場でどういった技術を駆使して、詳しくどういう状況でまでが読めない(動画内の方も、詳しくは話せないと仰っているので、相当準備はしているものと思われる。)
性教育Youtuberのシェリーさんが紹介していたが、性的虐待の子が心の穴埋めとしてAVに出たりする例がある。
そういった事例に対して、どこか盲目的に性産業に従事する人間を見下している気持ちも自分の中にあるような気がする。かわいそうなはずだ、というような。
教育虐待を受けた結果、教育系統の教授になっている例などはどうだろう?
スポーツ虐待の結果、メダリストになった事例は?
こうした比較検討はナイーブすぎて議論が難しい気も・・・。
幼少期から親に恵まれなかった、その意識の解放(?)という類のAVも存在する。
https://www.dmm.co.jp/digital/videoa/-/detail/=/cid=hnd00942/
監督も女性のAV監督(※リンク先はFANZA、苦手な人は飛ばないでください。私も作品自体はまだ見ていない。)
昔、幼少期のレイプされた記憶(一定期間の記憶)だけが、すっぽり抜け落ちている事例も見たことがある。大人になっても身体的な健康に悩まされて、ずっと悩んできたが、あるときにレイプされたことを思い出して、やっと原因がわかったと。
このような事例では上記のような、罪悪感や恐怖以外にもたくさん要素が含まれているような気がする。
天才的な人ならそこまで見抜いて対応できるだろうが・・・うーん。対応は、なんにしろケースバイケースだと思う(こんな結論になって申し訳ないが。)
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【今やってる企画】
【考えていること】
★連絡先・プロフィールはこちらのページをご覧ください。