オンラインアジール作りとヒーリング

認知科学や能力開発を使いつつ、内部表現書き換えやってます。

木村政彦、ジャックハンマー、イーロンマスク、そして過労死

努力といっても木村政彦さんの練習量や、野口みずきさんの高橋尚子の練習量を超えることは至難の技です。練習量を叫ぶ方は多いですが、そこに検証性があると感じますか?競技の壁を超えて見ても、年間に0.1秒たりとも伸びない選手がほとんどです。

量を追っても、普通の人なら身体は壊れます。

トップアスリートだけじゃなく、様々な分野で練習量を負っています。

 

イーロンマスクは週100時間働き

手塚治虫さんは休まず描き続け

ジャックハンマーのトレーニング量は1日24時間を超えます(冗談ですw)

 

手塚治虫さんは60歳で亡くなっています。死ぬ気で働いて実際に毎年多くの方が過労死しています。

 

 

尋常でない練習量のエピソードは他にもありますが・・・。

 

毎日、8時間か9時間は練習やりました。朝5時45分に起きて、まず走るんです。(中略)

普通じゃできないですよ、まともじゃない。たとえばですね、私もどこかでやった合宿で全身けいれん起こしちゃいましたから。全身がつって動けなくなったんです。塾生たちが心配してみんなで運んで、そこ温泉があったんで、温泉につけたんですね。温めれば治ると思って。でも治らなかった。本当は冷やさなきゃいけなかったみたいなんですけど。それで救急車で運ばれて。医者は「もう少しで死ぬところだったぞ」って言ってましたよ」

「木村政彦はなぜ力道山を殺さなかったのか」P139より引用

 

芸人のワッキーさんが(サッカーの名門、市立船橋高校出身)、部員の8割?だったかー疲労骨折をしていたという話をしていました。これは盛っているかもしれませんが疲労骨折自体は珍しくありません。みなさんの中に経験者もいるでしょうし、無理やり練習を強いられたり、いわゆるランニングジャンキー的になれば、誰でも待っています(アドレナリン、セロトニン、ドーパミンジャンキー)。脳は嬉しくても、膝や足首は泣いています。

 

膨大な屍(?)の上に、実際に練習量を使って追い込んで結果を出した猛者たちがいることは事実です。

この練習量にまつわるetcをポジティブ面・ネガティブ面、両方余すことなく考えましょう。

戦地に赴く隊員やヘルウィークに挑む望む方に、「超回復(強回復)のために2、3日休んだ方がいいよ」などとはいえません。また、少しかじった「ピリオダイゼーション」なんぞ役に立たないでしょう。両側面からヒントを得ないと答えが出てこないものです。

 

練習量においてザックリまとめると、4つのパターンが考えられます。

・1 練習量が多い(例えば1日4、5時間以上をほぼ毎日)→ 結果が出る

・2 練習量が多い → 結果が出ない

・3 練習量が少ない → 結果が出る

・4 練習量が少ない → 結果が出ない

4は当たり前のような感じがしますが、1と2と3がごっちゃごちゃしてますね。

 

食事を考える際に、栄養素・数値面だけを気にして気にして栄養をとるかの如く、練習をkgならこの回数などと決めてやっている人がほとんどでしょう。ぶっちゃけある程度やった人が、いわゆる生理学的に一般的に言われやすい定説だけを守っていても結果なんか出るわけありませんw

 

超回復理論から考えればこのペース、とか一切無視して、イメトレでも筋力がつくことが証明されている以上、イメトレで毎日練習して週に一度走るくらいがOKかもしれません。

 

自分の感覚を全部無視or肯定することによって、これで好転する場合もあります(逆も然り)。 

「いや、じゃなんでもアリじゃないですか!」と思った方は「この回数、このセット数」という甘い罠から抜け出ていない!答えがあると思ってる。あるわけねーだろw

生理学、物理に近い面と、認知科学・心理学辺りが厳しく分かれちゃってる。メンタルトレーニングはあるけど、メンタルトレーニングはメンタルトレーニングとして独立しちゃっていたり。

全部。全部、同じ。