オンラインアジール作りとヒーリング

認知科学や能力開発を使いつつ、内部表現書き換えやってます。

脱力の復習をしたい方にその3〜脱力法メソッドフォルダをカチッとクリックしたら何が入っているのか

例えば、「ゆすってゆるめる」体操があれば、身体を動かさないで同じ効果を出そうとしてみてください。

ウォーミングアップの際に筋肉を伸ばして効果を得るといった場合、筋肉を伸ばさないでも同様の効果が得られないか。またそういう手法がないか調べてみてください。

必ず逆の事例があります。

(ちなみに、とある時期からの「ストレッチは危険です」と宣伝文句は、常識があまりにもアレすぎるので、それへのアンチテーゼです。大抵、その流行りの反論に反論するように「いや、実は正しくやれば効果ありまっせ」論が出てきます。)

「エントランス講座」でお伝え・実践していますが、身体を動かす動かさないに限らず同様の効果を出すことは可能です。

 

とても有名な話ですが、バスケットではイメージトレーニングで上達することは確認されています。物理的に身体を動かさなくとも、脳内で視覚的にイメトレすれば、時間短縮できますよってやつですね。ネットで「バスケット イメトレ フリースロー」などで引いてもたくさん出てきます。

同様の研究は実は70年代より前から進められており、スキーやゴルフ等でも事例があります。

 

ここで日本の研究者らによる興味深い実験をいくつか紹介しておきます。

①スキーの実験。イメージ訓練と身体練習の組み合わせ(MP+PP)のグループと身体練習のみ(PPのみ)のグループを比較。ボーゲンのような簡単な技能ではイメージ訓練の効果が顕著に見られ、シュテム・ターンのような複雑な技能では効果が現れにくかった。

②ゴルフの実験。初心者に100m先に7番アイアンで正確に打ち込ませる。3週間のイメージ訓練のみで実地訓練なし(MPのみ)。体験イメージ(主観イメージ)のグループは成績の向上が認められ、観察イメージ(客観イメージ)のグループは効果が見られなかった。また陸上競技の選手は、サッカーなど団体競技の選手よりもイメージ能力が高くなっていることが確認された(個人競技は同じ動作の繰り返しのためイメージしやすく、また、イメージ訓練の効果が現れやすいため)

③ダンスの実験。グループを3つに分け、6日間、毎日20分ずつ身体練習をさせた。第一グループは模範演技10分間のビデオを見た後、イメージ訓練なしで身体練習20分のみ(PPのみ)。第二グループは同じビデオを見た後5分間のイメージ訓練と身体練習20分(MP+PP)。第三グループは同じビデオを見た後5分間のイメージ訓練、10分の身体練習、その後、自分のビデオを観察し、もう一度10分の身体練習(MP+PP+自分ビデオ)。
結果、最も成績が工場したのは第三グループ(MP+PP+自分ビデオ)。中間の成績が第一グループ(PPのみ。)成績最低は意外にも第二グループ(MP+PP)

(230より引用「日本経済のミステリーは心理学で解ける」より引用)

※MP:イメージ訓練
 PP:実地訓練

 

 イメージといったときに、視覚(映像)のものをさしている場合と、もっと巨大なものを一括りにして「イメージ」と呼んでいる場合と、2種類あります。ここは著者の文脈を読むしかありません。

結論だけ書くと、後者のイメージに前者のイメージは包含されます。

 

視覚イメトレは大まかに分けると

・自分視点でのイメトレ
・他者視点でのイメトレ

この2種類があります。どっちも良いトレーニングですが、それ以上に使えるものもあるわけですね。スポーツでは第三者視点(他者視点)より自分視点の方が効果が高いのは臨場感が高まりやすいからです。視点に問題があるというより、Rの度合いが問題です。

音のみでより臨場感の高いイメトレも原理上は可能です。

 

長々と引用しましたが、この研究自体は、各種メソッドにも応用可能な研究でしょう。

 

「犬も猫も人間も動物ね」とLUBをとっていくように「ゆる体操も胴体力もBML理論も、胴体をゆるめることが共通してるね」と、共通項を洗い出してみていくといいです。

 

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・・・都道府県があるように、脱力法メソッドフォルダをカチッとクリックしたら何が入っているのか、を分析していってください。このフォルダには入らねーなってのも出てくるはずです(・∀・)ノ

LUBとGLBの作業は矛盾をなくして、抽象度を上げることで、これを身体系のメソッドでも行うということです。